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環境ニュース[国内]

伊藤忠商事、堺市と千葉県野田市に物流センター完成、屋上に大規模太陽光発電

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.08.09 【情報源】企業/2016.08.01 発表

 伊藤忠商事が堺市堺区と千葉県野田市に開発した大型のマルチテナント型物流センター「アイミッションズパーク堺」「アイミッションズパーク野田」が完成した。いずれも環境配慮型の設計を施し、建物の屋上に大規模太陽光発電設備を備えるほか、緑化駐車場を採用した。アイミッションズパーク堺は全館LED(発光ダイオード)照明にした。

 アイミッションズパーク堺、野田とも建物は4階建てで、それぞれ約12万5000m2、約7万4000m2の延べ床面積がある。トラックバース(積み降ろしスペース)とランプウエーを配した複数テナント向け物流施設となり、さまざまな業種のニーズに対応できるようにした。堺は6月24日、野田は2月28日に完工し、現在、テナントの誘致を展開している。

 堺、野田ともオリックスが建物の屋上を賃借し、屋根設置型太陽光発電事業を行う。堺は、単独の物流施設での屋根借り方式の太陽光発電設備で国内最大級となり、1万368枚の太陽電池パネルを設置した。2747.52kW(約2.75MW)の出力があり、年間で309万4994kWhの発電電力量を予想する。これは一般家庭約860世帯分の年間消費電力にあたる。

 野田には太陽電池パネル5886枚を取り付けた。出力は1559.79kW(約1.56MW)で、年間で一般家庭約456世帯分の年間消費電力に相当する164万3496kWhの発電電力量を見込んでいる。伊藤忠は今後も堺、野田のようなマルチテナント型物流センターの開発を進め、茨城県つくばみらい市に2017年春、東京・足立区に2018年春の完成を計画する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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