一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、長崎空港隣接地に長崎県内で最大規模のメガソーラーが完成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.08.09 【情報源】企業/2016.08.02 発表

 ソーラーフロンティアが長崎空港(長崎県大村市)の隣接地に地元LPG(液化石油ガス)会社と開発したメガソーラー(大規模太陽光発電所)「SOL de 大村 箕島太陽光発電所」が完成した。同社は昭和シェル石油100%子会社で、太陽電池生産・販売を手掛けている。長崎県内で最大の規模がある。用地所有者の県をはじめとする関係者が参加して8月2日に完工式を開いた。

 ソーラーフロンティアと地元LPG会社のチョープロ(長崎市)が設立した事業会社の長崎ソーラーエナジーが、海上空港になっている長崎空港の滑走路横の土地に建設した。約34haの敷地面積があり、出力は約30MW(3万kW)となる。初年度に年間約3700万kWhの発電電力量を見込んでいる。これは一般家庭7500世帯分の年間消費電力量に相当する。

 空港の滑走路に隣接することから、光の反射が航空機の運航に影響を与えない防げん性を持つCIS薄膜型太陽電池モジュールをソーラーフロンティアが供給した。工事の難易度は高く、建設にあたって航空機の離着陸による高さ制限などに細心の注意を払ったほか、発電した電力を九州電力に供給するため約10kmにわたって海底ケーブルを敷設した。

 2015年4月に着工し、難しい工事だったものの予定通り2016年7月に完成した。長崎ソーラーエナジーの推進力の高さを示しているという。SOL de 大村 箕島太陽光発電所は地元の支援で開発が進められ、みずほ銀行を幹事に九州の多くの金融機関が参加した融資団によるプロジェクトファイナンスも実施された。用地は長崎県などからの賃借となる。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース