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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、イタリア最大のショッピングセンターに太陽電池を設置

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.09.12 【情報源】企業/2016.09.08 発表

 ソーラーフロンティアは、イタリア・ミラノ近郊にオープンした同国最大のショッピングセンター「Il Centro(イルセントロ)」に、自社製のCIS薄膜太陽電池を設置した。同社は昭和シェル石油100%子会社で太陽電池生産・販売を手がけている。出力は1.4MW(1400kW)あり、発電した電力を使って施設で消費する電力量の約50%を賄う。

 イルセントロは10万m2を超える敷地に約200店舗が入居して、4月に開店した。建物の屋根に出力170Wのソーラーフロンティア製CIS薄膜太陽電池を8295枚取り付けた。発電電力はショッピングセンターの照明や空調設備に利用する。ショッピングセンターで1日に使う電力量の約50%までを自家消費し、余剰分を電力会社に売電する。

 この太陽光発電設備によって年間800t以上のCO2排出量削減効果があり、上昇する電気料金の負担を低減する。ミラノ周辺地域は1m2あたりの年間日射量が約1400kWhあり、太陽光発電所の設置に理想的な環境という。イタリア・フィレンツェ本社の販売代理店が太陽電池を供給し、同国トレビオーロの施工会社が工事を請け負った。

 ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池を採用した理由について販売代理店は「優れた温度特性から安定した発電力が得られる」、施工会社は「シリコン系と比較して高い発電性能と品質がある」と説明している。ソーラーフロンティアの欧州法人はこのプロジェクトを「欧州で時代の流れを象徴するモデルケース」と位置付けた。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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