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環境ニュース[国内]

JFEエンジ、イランで廃棄物発電の案件発掘・市場性調査を実施、日本企業で初めて

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2016.09.26 【情報源】企業/2016.09.20 発表

 JFEエンジニアリングは、イランで廃棄物発電の案件発掘・市場性調査を実施する。日本企業で初めての取り組みで、首都テヘラン市の環境汚染と最終処分場ひっ迫の問題解決につなげる。独立行政法人の日本貿易振興機構(JETRO)から受託した。経済制裁の解除を受けて発展が見込まれる同国で、都市インフラの整備を後押しする。

 JFEエンジはJETROから「イラン国テヘラン市における廃棄物焼却発電施設の導入」に関する「我が国企業の技術を活用したインフラ案件発掘・市場性調査」を受託した。テヘラン市では都市ごみが1日8000t以上あり、今後の経済発展に伴って一層の増加が予想される。同市では現在、発生した都市ごみを最終処分場で直接埋め立てている。

 このため、環境汚染と最終処分場のひっ迫が深刻な問題になっていることから、案件発掘・市場性調査を行う。電力が不足しているテヘラン市の現状を踏まえ、廃棄物で発電するプラントの導入を検討する。調査では、都市ごみと、現地で重要な課題とされる医療系廃棄物の適正な処理について、現地関係者の協力を得て現状を分析する。

 分析に基づき、JFEエンジが多くの実績を持つ廃棄物発電の最適な処理プロセスを選定する。調査にあたり、2014年に買収したドイツのスタンダードケッセル・パワーシステムズHD傘下で廃棄物発電プラントを手掛ける企業と協業する。同HDはプラントエンジニアリング企業のスタンダードケッセル・バウムガルテグループを保有する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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