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環境ニュース[国内]

青森県弘前市、雪国対応型メガソーラー実証 豪雪地域でも太陽光導入可能

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.10.31 【情報源】地方自治体/2016.07.29 発表

 弘前市は、豪雪地域でのメガソーラー(大規模太陽光発電所)の事業性を検証する「雪国対応型メガソーラー」実証事業の1年間の成果を公表した。それによると、計画値を上回る十分な発電量を確保できたという。

 実証事業は、市がひろさきアップルパワー(同市)と協定を締結して実施。市有地の埋め立て処分場跡地を事業用地として無償貸与し、同社が資金調達してメガソーラー(出力1500kW)を建設した。発電した電力は再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づき売電している。

 計画時は積雪の影響を考慮して冬季(1〜3月)の発電量をゼロで試算し、年間発電量は約140万kWhと想定した。昨年7月7日から今年7月6日までの発電量は165万7000kWhで、計画値を16%上回った。積雪による影響は年間発電量の約2.4%に留まった。また、メガソーラーの年間平均日射量は東京都より8.4%多かった。

 これらの結果から、同市は「日射量が多く発電効率の良い春季から夏季は十分な発電量を確保し、冬季も積雪対策に留意することで、岩木山麓の豪雪地域でも十分な発電量を確保でき、太陽光発電の導入が可能である」としている。【青森県弘前市】

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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