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環境ニュース[国内]

日立製作所など、環境発電により無給電で動作可能なビーコンの観光ガイド実証実験を開始

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2016.11.14 【情報源】企業/2016.11.09 発表

 日立製作所は、環境発電によって無給電で動作可能なビーコン(無線発信機)とスマートフォン(多機能携帯電話)アプリを使った観光ガイドの実証実験を11月9日に始めた。ソフトバンクグループで移動体関連事業のリアライズ・モバイル・コミュニケーションズ、情報通信関係の調査研究を行うサイバー創研(東京・品川)とともに、奈良市の東大寺で行う。

 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトで、クリーンデバイスの普及拡大がを目的だ。クリーンデバイスは、実用化が近く、社会に実装されると省エネ効果が期待できる最新の機器を意味する。電子機器の消費電力を抑えるために開発されたクリーンデバイスの多くはコストが高く、用途が限られ、広がっていない。

 そのため、実証実験でクリーンデバイスを適用した利用事例を創り出し、普及拡大を目指す。ビーコンは、スマートフォンへのクーポン配布や位置情報取得による見守りなどに活用され、増加する訪日外国人への案内や防災などに役立つ技術として期待されている。しかし、動作に電源が必要なビーコンが大量に設置されると、電池交換や管理の問題が発生する。

 実証実験では、一次電池や外部電源を使うことなく身近なエネルギーを活用する環境発電で24時間動作するビーコンを試作し、東大寺の敷地内に複数設置する。近付くと観光ガイドやナビゲーションの情報を自動的に提供する仕組みで、外国人観光客の利用を見込む。2017年3月31日までの実証実験を通じて、機能や性能を調べ、実用化に向けて信頼性を高める。 【日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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