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環境ニュース[国内]

清水建設、電力小売事業に参入、自社設計・施工ビルに再生可能エネルギーを供給

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.11.15 【情報源】企業/2016.11.11 発表

 清水建設は、電力小売事業に参入する。自社で設計・施工したビルを主な対象にして再生可能エネルギーを供給する。まず自社関連の施設で実施して事業性を検証する。自社の施設や賃貸用不動産、グループ会社施設などの計8カ所で11月15日に始め、2018年4月からBtoB(企業間取引)モデルで事業展開する計画だ。

 持続可能性事業の推進と建物完成後の運営管理サービス(BSP)の強化を狙う。自社関連の8施設は、電力売買を行う一般社団法人日本卸電力取引所から調達する電力を主な電源に運営し、年間で14GWh(1万4000MWh=1400万kWh)を供給する。これで電力需給業務のノウハウを蓄積すると同時に事業性を調べる。

 清水建設が設計・施工したビルへの事業では、自社が保有する発電施設や再生可能エネルギー事業者から調達するクリーン電力を供給する。再生可能エネルギー使用100%を目指す企業が増えていることから、需要があると判断した。契約したビルには省エネサービスも提供し、施設運営・管理業務の受注につなげる。

 清水建設は現在、風力、バイオマス、地熱、小水力発電など、再生可能エネルギー発電事業への参画に向けた取り組みを進めている。参入する電力小売事業では、こうした自社開発の電源を活用する。併せて、さまざまな電源事業者からクリーンな電力を調達し、環境経営を重視する企業に対してBSP事業の拡大を図る。【清水建設株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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