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環境ニュース[国内]

ソーラーフロンティア、ホンダの水素ステーション実証実験に太陽電池を提供

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.11.15 【情報源】企業/2016.11.09 発表

 ソーラーフロンティアは、ホンダが東京都江東区で10月24日に始めた高圧水電解型の水素製造設備「70MPa(メガパスカル)スマート水素ステーション(SHS)」の実証実験に、CIS薄膜太陽電池を提供した。同社は昭和シェル石油100%子会社で、太陽電池の生産・販売を手掛けている。発電した電力は水素製造に利用される。水素は燃料電池車(FCV)の燃料になる。

 ソーラーフロンティアがFCVに関連する事業に太陽電池を供給するのは、今回が初めてとなる。70MPaのSHSは、高圧水素ガスの製造・供給にホンダが独自開発した圧縮機不使用の高圧水電解システム「Power Creator(パワー・クリエーター)」を使用する。ソーラーフロンティアの太陽電池が発電する電力は、その動力源として活用される。

 Power Creatorは化石燃料から水素を抽出する従来のシステムと違い、太陽光など再生可能エネルギーで発電した電力と水だけで、高圧水素ガスが製造・供給できる。ソーラーフロンティアは出力計20kWのCIS薄膜太陽電池を提供した。同太陽電池は実発電量が多く、高温や影による発電量の低下が少ないため、実際の設置環境下での発電性能に優れる。

 この実証実験は環境省の技術開発・実証事業で、太陽光発電由来の水素を製造する充てん圧力70MPaのSHSと、ホンダの新型FCV「クラリティFUEL CELL(フューエルセル)」、可搬型外部給電器「Power Exporter(パワーエクスポーター)9000」を運用する。実際の都市環境下での、CO2排出削減効果と緊急時の移動可能な発電設備の実用性を検証する。【ソーラーフロンティア株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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