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環境ニュース[国内]

東芝、グループの東芝水電設備(杭州)がラオスの水力発電所向け発電設備を受注

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.11.16 【情報源】企業/2016.11.04 発表

 東芝水電設備(杭州)は、ラオスに建設される水力発電所向けに水車と水車発電設備3セットを受注した。同社は東芝の中国グループ企業で、水力発電設備の製造・販売・保守サービスを手掛けている。ラオス電力公社と、中国大手国営企業の中国電建集団海外投資が共同で出資する開発会社が発注した。発電設備は2018年3月から順次納入する。

 ラオス北部のルアンパバーン県ナムオウ川流域に造られる「ナムオウ第4水力発電所」向けに、出力4万4000kWの水車と発電機3セットを受注した。“5枚羽根バルブ式”水車を納める。東芝水電はバルブ水車製造の実績は多いが、この方式は初となる。バルブ式はプロペラの形をした羽根を持つ円筒形水車の一種を意味する。

 ナムオウ第4水力発電所は、2020年の運転開始を予定する。東芝グループがラオスに水力発電機器を納入するのはこれで4件目となり、今回も技術力や機器の信頼性などが評価されて受注した。東芝グループは1894年に日本最初の事業用水力発電所に水車発電機を納入して以来、世界で2000台以上、5800万kW以上のユニットを納めた。

 ラオスはタイやベトナムなどの周辺国に電力を供給し「東南アジアのバッテリー」と言われる。メコン川をはじめ大規模河川が多く、豊富な水資源を背景に、全発電設備容量約327万kWのほとんどを水力が占める。2020年までに約1100万kWまで増強する計画があり、東芝グループは需要拡大が見込めるこの地域で受注拡大を推進する。【東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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