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環境ニュース[国内]

トヨタ自動車、EV開発の社内ベンチャー発足、豊田自動織機などグループ企業も参加

エコビジネス 環境技術】 【掲載日】2016.11.21 【情報源】企業/2016.11.21 発表

 トヨタ自動車は、電気自動車(EV)の開発を実施する新たな社内ベンチャーを発足させる。トヨタに加えて豊田自動織機、アイシン精機、デンソーのトヨタグループ企業も参加する直轄組織とする。各社1人ずつ計4人で構成し、12月に立ち上げる。小さな組織によって従来とは異なる業務の進め方でスピード化を図り、商品の早期投入を目指す。

 社内ベンチャーは、トヨタグループ内の技術ノウハウや各種の資源を活用してEVの開発を進める。トヨタはこれまで、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、燃料電池車(FCV)、EVなど各種の環境対応車を開発してきた。特に航続距離、水素充てん時間などガソリン車と同等に使い勝手がいいFCVに重点を置いている。

 FCVには燃料の水素供給インフラが必要になる。国・地域でエネルギーの課題やインフラ整備状況が異なるうえ、走行中にCO2を排出しないゼロエミッション車普及に向けた規制が各国で強化されることから、EVに関しても早い段階で商品展開できる体制を整備することにした。EVは、FCVとともにゼロエミッション達成の選択肢になる。

 トヨタの豊田章男社長は「ベンチャー組織として、その分野のことだけを専門に考え、スピード感のある仕事の進め方を確立することで、トヨタやトヨタグループの仕事の進め方改革をけん引してほしい」と述べた。トヨタは近年、ダイハツの完全子会社化をはじめ将来への“種まき”の強化を推進していて、新しい組織もその一環となる。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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