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環境ニュース[国内]

積水化学、大津市で下水熱利用の実証実験を開始、未利用エネルギー活用システム使用

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2016.11.25 【情報源】企業/2016.11.18 発表

 積水化学工業は、滋賀県大津市で下水熱利用の実証実験を11月18日に始めた。同社の未利用エネルギー活用システム「エスロヒート下水熱(管底設置型)」を使用する。同市、関西電力と共同で、同市企業局水再生センターを活用して2018年3月末まで行う。下水熱利用ヒートポンプの性能、熱回収性能向上、処理前下水による熱回収管への付着物の影響を調べる。

 水再生センターの消毒槽(塩素混和池)で処理される過程の下水の熱エネルギーを汚泥処理棟監視室の空調に利用し、性能を評価する。消毒槽で処理する過程の下水が安定した量を確保できることに着目した。全国で初めての取り組みという。これまでの下水熱利用は、下水道管路からの採熱や、処理した後の処理水の熱を利用する方法だった。

 エスロヒート下水熱(管底設置型)は下水道管路の底部に敷設した集熱管で下水熱を回収して地上に送るシステムだが、実証実験では熱回収管を消毒槽に設置した。下水熱を回収してヒートポンプに熱源水を送る。下水の温度は年間を通じて15〜25℃で安定し、冬暖かく夏に冷たい特性があり、下水と気温との差による熱エネルギーを活用する。

 通常の空気熱源ヒートポンプシステムと比べ、約20〜30%の省エネ性とCO2排出量の削減効果が期待できる。積水化学が下水熱利用システムに関するノウハウを提供し、関西電力はエネルギー運用やヒートポンプ技術を担当する。実証実験の結果が実用化されると未利用エネルギー資源の活用につながり、CO2削減や光熱費の低減を実現する。【積水化学工業株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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