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環境ニュース[海外]

アメリカ環境保護庁、化学プロセスの安全性を改善するリスク管理プログラムの改正を最終決定

健康・化学物質 その他(健康・化学物質)】 【掲載日】2017.01.18 【情報源】アメリカ/2016.12.21 発表

 アメリカ環境保護庁(EPA)は、化学物質が関わる産業事故を防ぐため、「リスク管理プログラム(RMP)」の規則を改正することを最終的に決定した。アメリカでは、過去10年間にRMP対象施設で1500件以上の産業事故が発生しており、60人近くが死亡し、約1万7000人が負傷または医療処置を受けたうえ、50万人近くの避難が必要になり、物的損害は20億ドル以上に上るという。今回の改正は、事故防止プログラムの要件を改善して重大な事故を防ぐこと、緊急事態への備えを強化し施設と地域社会が連携して対応できるようにすること、市民がRMP対象施設のリスクを把握できるように情報アクセスを改善すること、RMP対象施設における第三者機関による監査を改善すること、を目的としている。この改正は化学施設の安全と保安の改善に関する大統領令に基づく主要な行動である。最終決定に至るまでに、EPAは利害関係者との会合や市民からの意見公募を実施し、改正案に対する広範な意見を検討した。【アメリカ環境保護庁】

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