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環境ニュース[国内]

ホンダ、マーシャル諸島の「ソーラーEVプロジェクト」を拡大

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.02.02 【情報源】企業/2017.01.25 発表

 ホンダは、太平洋上の島国、マーシャル諸島で同国と実施している電気自動車(EV)と太陽光発電システムによる充電の実証実験「ソーラーEVプロジェクト」を拡大する。2018年開催予定の第8回太平洋・島サミットに向けて参加国が議論する同サミット第3回中間閣僚会合のレセプションが1月17日に開かれ、同国外相と会談して確認した。

 ソーラーEVプロジェクトは、ホンダのハッチバック型小型車「フィット」のEV3台をマーシャル諸島の政府公用車に導入し、首都マジュロの4カ所に設置したソーラー充電ステーションで運営する実証実験となる。ソーラー充電ステーションは、太陽電池パネルで発電した電力をEVの充電に利用する。2015年に始まり、2017年に期限を迎える。

 ホンダは日本政府の招待でレセプションに参加し、マーシャル諸島の外相と会談した。外相はプロジェクトについて「エネルギー事情に課題を抱える島しょ国にとって、ガソリンを使わずエネルギー自給自足で運営できる『ソーラーEV』は非常に有効」とし「3台のフィットEVはフル稼働を続け、今後はできれば台数を増やしたい」と述べた。

 ホンダは既に、マーシャル諸島の実務担当者から継続の希望を聞いていたが、今回同国の外相がプロジェクトを高く評価し、拡大の意思を表明した。ソーラーEVはエネルギーの自給自足を求める他の島しょ国でも役立つ仕組みとなり、ホンダは将来の他国への展開も視野に入れ、マーシャル諸島でプロジェクトを継続・拡大して実績を重ねる。【本田技研工業株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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