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環境ニュース[国内]

日立製作所、三重県の大規模風力発電所向けシステムの第2期工事で22基の建設が完了

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.02.07 【情報源】企業/2017.02.02 発表

 日立製作所は、三重県伊賀市と津市にまたがる大規模風力発電所「新青山高原風力発電所」向けに受注した風力発電システムの第2期工事で、22基・出力44MW(4万4000kW)の建設を完了した。2月2日に引き渡した。第1期分18基・同36MW(3万6000kW)も日立が手掛け、2016年3月に運転を始めた。合わせて40基・同80MW(8万kW)の風力発電所が完成した。

 中部電力グループで電気工事や熱供給、再生可能エネルギー事業などを手掛けるシーテックと津市、伊賀市が出資する風力発電事業者の青山高原ウインドファーム(津市)が日立に発注した。日立は、風力発電システム計40基の造成工事から設計、製造、据え付けまでを2012年12月に受注し、2016年3月に第1期工事分、今回第2期工事分を引き渡した。

 40基はいずれも、“ダウンウインド型”の風力発電システム「HTW2.0-80」で、出力は2MW(2000kW)ある。ローター(風車)の直径は80m、ハブ(風車の中心部分)の高さは65.4mとなる。ダウンウインドは正確な風向を計測して効率的に風を受け、発電量を増やす。吹上風が吹く地帯で発電効率が高く、日立はこれまでに240基以上の受注実績を持つ。

 新青山高原風力発電所は、伊賀市東部から津市西部にかけて広がる布引山地の一部、青山高原に位置する。東西に盆地や平野が開け、若狭湾から琵琶湖を経て伊勢湾に抜ける強風が年間を通して吹くため、風力発電に適している。80MW(8万kW)の出力は日本最大といい、年間で一般家庭約4万4000世帯の消費電力量に相当する発電量を見込んでいる。【株式会社日立製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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