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三菱重工、洋上風力発電設備の合弁会社が風力発電の単機発電量で世界記録を達成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.02.07 【情報源】企業/2017.02.03 発表

 MHIヴェスタスは、風力発電の単機発電量で世界記録を達成した。同社は三菱重工業とデンマークの風力発電機メーカー、ヴェスタスが折半出資する、洋上風力発電設備の合弁会社だ。定格出力8000kWの洋上風力発電設備「V164-8.0MW」の試作機を9000kWにした新モデルを使用した。これにより、9000kWの出力で市場に投入できることを証明した。

 新モデルは、陸上での24時間の実証運転で、風況に優れる特定の条件の下、2016年12月1日に21万6000kWhを発電した。1基の風力発電設備による1日の発電量として世界最高となる。実証運転はデンマーク北部ウスタイルの試験場で行った。MHIヴェスタスが2014年10月に同試験場でV164-8.0MWの試作機で記録した、19万2000kWhを自社で更新した。

 世界記録を達成した新モデルの基になったV164-8.0MWの試作機は、翼の長さが80m、風を受ける面積は2万1124m2ある。ナセル(風力を電力に変換する装置)は長さ24m、幅12m、高さ7.5m、重さ約390tでハブ(風車の中心部分)までの高さは約140m、全高は約同220mだ。新モデルは、これを改良することで出力を9000kWに高めた。

 出力が増えると風力発電所に設置する発電設備を減らすことができ、投資費用が抑えられる。新モデルはV164-8.0MW試作機の基盤活用による信頼性もある。ベースのV164-8.0MWは、英国リバプール湾「バーボバンク洋上風力拡張プロジェクト」で、32基(25万6000kW級)が2016年末に運転を始めたほか、160万kW以上を受注している。【三菱重工業株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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