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環境ニュース[国内]

味の素、本社と国内営業拠点の使用電力をバイオマス発電由来の再生可能エネルギーに

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2017.03.27 【情報源】企業/2017.03.22 発表

 味の素は、本社と国内営業拠点などで使用する電力を全て再生可能エネルギーにする。サトウキビの搾りかすによるバイオマス発電由来の再生可能エネルギーを使ったとみなされる「グリーン電力証書」を購入する。自然エネルギーの環境付加価値として、グリーン電力証書を提供する事業を手掛ける日本自然エネルギー(東京・大崎)と3月22日に契約した。

 本社、研修センター、国内5支社とグループ企業の沖縄味の素、北海道味の素を対象にする。2017年度から年間の全使用電力410万kWhの100%グリーン電力化を実現する。契約期間は4月〜2020年3月までで継続更新を予定する。バイオマス発電委託契約の形となり、沖縄県の製糖工場で粗糖を製造する際に発生するサトウキビの搾りかすを利用する。

 味の素はブラジル、タイ、ベトナムでサトウキビの搾りかすや、もみ殻などのバイオマスの非可食部分や未利用部分を燃料にしたエネルギーの利用を進め、グループ全体の再生可能エネルギー比率は2016年9月時点で19%になっている。一方、国内では再生可能エネルギーの使用が少ないため、今回初めてグリーン電力証書を購入することにした。

 今後味の素は、今回の国内に加えて海外でのグリーン電力証書制度の活用も検討する。併せて、省エネの推進や、海外を中心にしたバイオマスボイラー、バイオマスコージェネレーション熱電併給)の導入・増設を計画している。それによってグループ全体の再生可能エネルギー比率で、目標に掲げる2020年度20%、2030年度50%の達成を目指す。
【味の素株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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