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環境ニュース[国内]

福岡県、太陽光発電で製造した水素 FCフォークリフトに活用

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2017.05.12 【情報源】地方自治体/2017.03.21 発表

 福岡県と豊田通商、トヨタ自動車九州、九電テクノシステムズは、太陽光発電の電気で製造した「CO2(二酸化炭素)フリー」の水素を燃料電池フォークリフトなどに活用する事業を始めた。
 トヨタ自動車九州宮田工場内に設置した太陽光発電設備の電気で水を電気分解し、水素を製造。貯蔵・輸送・供給する一貫システムを整備し、燃料電池フォークリフトや定置用燃料電池で利用する。
 太陽光発電設備と水素製造装置、水素貯蔵タンク、水素供給配管、燃料電池フォークリフト用の水素充填設備一式を整備した。これらの機器をエネルギー・マネジメント・システム(EMS)で統合的に制御し、安定的、効率的なエネルギーの利用につなげる。
 2017年度は新たに展示施設の照明などの電力や入浴施設に熱を供給する定置用燃料電池を設置し、再エネ由来の水素を複数の場所や機器で利用する。さらに、用途や利用時間帯の異なる複雑なエネルギー需給をより高度にマネジメントするEMS機能拡張に加え、将来の多拠点展開を想定した再エネ利用最適化システムを構築する。
 小川洋知事は「将来の水素エネルギー社会を先取りした全国初のプロジェクトが本格始動する」と話している。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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