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環境ニュース[国内]

神戸市、下水処理場でバイオガス発電 市内の全処理場で取り組みへ

エネルギー バイオマス】 【掲載日】2017.06.13 【情報源】地方自治体/2017.04.13 発表

 神戸市の玉津処理場で、下水処理の過程で発生するバイオガス(消化ガス)を活用した発電事業が2018年4月から始まる。高純度に精製したバイオガス再生可能エネルギーとして活用する取り組みを進める。
 東灘、垂水、西部の3カ所の処理場に加え、玉津処理場でもバイオガス発電事業を開始することにより、市内のすべての下水処理場で「こうべバイオガス」を活用する体制が整う。
 玉津処理場は、大阪ガス子会社のOGCTS(大阪市)と神鋼環境ソリューション(神戸市)の企業グループが18年4月から20年間の発電事業の運営・維持管理を担う。
 市によると、玉津処理場のバイオガス発電設備は出力450kW、年間発電電力量は約310万kWhで、一般家庭約900世帯分の年間使用電力量に相当する。
 発電した電力は、再エネの固定価格買い取り制度に基づき売電する。市は20年間で約8億6000万円の「こうべバイオガス」の売却収入を見込んでいる。また、発電により発生する廃熱の提供を受け、これを消化槽の加温熱源として利用する。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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