一般財団法人環境イノベーション情報機構

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

ライオン、排水リサイクルを千葉工場に導入、日本水環境学会の「技術奨励賞」を受賞

水・土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2017.06.22 【情報源】企業/2017.06.16 発表

 ライオンは、製造工程排水のリサイクル技術を自社開発し、洗剤を製造する千葉工場(千葉県市原市)に導入した。高い節水効果による水環境保護への貢献が認められ、将来期待される技術として、水環境保全に関する国内最大の学会となる公益社団法人日本水環境学会の「技術奨励賞」を受賞した。6月16日の同学会通常総会で表彰された。

 工場では製造工程の設備洗浄や加熱・冷却設備などに多くの水を使用している。ライオンは、排水をリサイクルして再利用すると節水効果が大きく、水環境の課題解決に役立つと考え、自社工場で水の使用量が最も多い千葉工場に製造工程排水リサイクルシステムを入れた。排水をリサイクルする仕組みは、国内の日用品工場で初めてとなる。

 千葉工場は上下水道が整備されていないため、目的に応じて工業用水を処理し、製造工程の製品配合水や洗浄水、工場内の生活水にしている。これまで製造工程の排水は、工場内の排水処理設備で汚れを除去して海に放流していた。リサイクルシステムは既存の排水処理設備で処理した後、新たに設置したリサイクル設備で再び使える水にする。

 水道水の水質基準に準拠する必要がある設備洗浄用水は、ろ過・活性炭・次亜塩素酸処理で適合し、それより高い水質が要求されるボイラー用水はRO(逆浸透)膜などの処理を加える。システムによって年間4万m3の節水効果があった。他の製造事業所への展開も検討する。日本水環境学会の技術奨励賞は、独創的な水環境技術に与えられる。
【ライオン株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース