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環境ニュース[国内]

コカ・コーラシステム、「ウォーター・ニュートラリティー」を前倒しして達成

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2017.06.30 【情報源】企業/2017.06.28 発表

 日本コカ・コーラと、飲料製品製造・販売のボトラー5社などで組織する日本のコカ・コーラシステムは、製品の製造に使用する水と同等の量を自然に還元する「ウォーター・ニュートラリティー」を目標より4年前倒しして2016年末時点で達成した。工場での水の使用効率の改善と、各工場の水源域で展開する水資源の保全活動で実現した。

 ウォーター・ニュートラリティーは水の使用量を実質的にゼロにする取り組みで、製造過程の水使用量削減、製造過程で使う水の循環、地域の水資源保護で構成する。コカ・コーラシステムは、米国本社のザ コカ・コーラ カンパニーが掲げる、2020年までに水資源保護の世界的リーダーになる、とする目標の一環で2010年から行ってきた。

 日本のコカ・コーラシステムでは製品1Lを製造するために2016年実績で平均3.97Lの水を使う。水使用量削減を推進した結果、工場全体の効率が、5年で約29%改善した。製造時に使う水の一部は工場の設備内で再利用する。最終的には国の基準かコカ・コーラシステムの基準のうち厳しい方を採用し、処理を施して下水道河川に放流している。

 加えて、全国21カ所の工場の水源域で地域のパートナーと協働して水資源の保護を手掛けている。2016年末までに排水管理とかん養活動で自然に還元した水量が、製造に使用した水量を上回った。環境エンジニアリング企業の第三者審査で認証された。コカ・コーラシステムは今後も、ボトラー各社や地域と連携して水資源保護を進めていく。
【日本コカ・コーラ株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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