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環境ニュース[国内]

福島県郡山市、市役所に水素ステーション 太陽光発電由来の水素供給

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2017.08.07 【情報源】地方自治体/2017.05.31 発表

 郡山市は、太陽光発電の電気を利用して水素を製造し、燃料電池車(FCV)に供給する水素ステーションを市役所敷地内に設置し、運用を始めた。水素ステーションの設置は福島県内初で、東北では仙台市に続いて2例目。福島県を水素や再生可能エネルギーの一大供給拠点とする国の「福島新エネ社会構想」の実現に向け、水素活用の先進地を目指す。
 水素ステーションは水素の製造装置や充填装置などをコンパクトにまとめたパッケージ型で、ホンダと岩谷産業が共同開発した。市役所敷地内に太陽光パネル(出力10kW)を新たに設置。太陽光発電の電気を利用して水を電気分解し、水素を1日あたり1.5kg製造する。FCV3、4台分のフル充填に相当する最大19kgを貯蔵できる。
 事業費は約1億8700万円で、うち1億2000万円は環境省の補助金を活用した。事前登録した市民や事業者が無料で利用できるようにする。
 市はホンダのFCV「クラリティ・フューエルセル」1台を導入。公用車として利用するほか、省エネなどの普及啓発活動で活用する。また、FCVから電力を供給する外部給電器「Power Exporter(パワーエクスポーター)9000」も併せて導入した。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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