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環境ニュース[海外]

ドイツ、絶滅危機にあるヨーロッパオオヤマネコの個体数の増加を確認

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2017.08.16 【情報源】ドイツ/2017.08.01 発表

 ドイツ連邦環境省は、生物多様性連邦プログラムの枠組みで実施されているヨーロッパオオヤマネコ保護プロジェクトの終了を公表した。これは、環境保護団体であるBUNDが6年に渡り実施したもので、連邦環境省の予算から385万ユーロが拠出された。プロジェクトには、連邦10州に拠点を構えるBUND州支部が共同で実施したもので、数百人ものボランティアが2万5000本もの樹木を植林し森林を相互で連携させ、さらに5万回もの毛髪検査が実施された。これにより、絶滅の危機にあるヨーロッパオオヤマネコの個体数は、ドイツの一部で再び増加していることが確認されたが、東部ドイツや北部ドイツでは生息空間としては適しているにも関わらず、生息は確認されなかった。このことから、BUNDは、プロジェクト終了後もヨーロッパオオヤマネコを引き続き保護するために、ドイツの国土の大部分を含みビオトープネットワークの発展に重要な貢献をする2万キロメートルもの森林ネットワークの構築を長期的に進めるとしている。一連の取り組みは、ホームページ「ヨーロッパオオヤマネコデータバンク」で報告していくとしている。【ドイツ連邦環境省】

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