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環境ニュース[国内]

山口県下関市、未利用水素活用で実証実験 広域輸送モデル事業を開始

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2017.11.08 【情報源】地方自治体/2017.09.11 発表

 トクヤマ(山口県周南市)と山口県などの官民グループが、同市の化学工場で発生する未利用の水素を回収して下関市に輸送し、燃料電池などで活用する実証実験が始まった。実証期間は2020年3月末までを予定している。
 周南コンビナート(周南市)のトクヤマ徳山製造所で、苛性ソーダの製造工程で発生する未利用・高純度の副生水素を回収し、圧縮・液化してタンクローリーで約100km離れた下関漁港に輸送する。同漁港に整備した実証用水素貯蔵・供給施設に貯蔵し、下関市役所が保有する公用車の燃料電池車(FCV)や漁港施設内の燃料電池フォークリフト、純水素型燃料電池の燃料として活用する。
 トクヤマと東ソー(東京)、山口県、下関市、周南市は、低炭素な水素の製造、貯蔵、輸送、利用までを一貫して実証する環境省の地域連携・低炭素水素技術実証事業を2015年度から実施している。今年3月から始まった周南市での実証実験に続き、このほど下関市の実証用水素貯蔵・供給施設が完成したことから下関市での実証実験が始まった。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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