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環境ニュース[国内]

東芝エネルギーシステムズ、セブン-イレブン向け燃料電池システムが運転を開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2018.01.31 【情報源】企業/2018.01.25 発表

 東芝エネルギーシステムズがコンビニエンスストア、セブン-イレブンの店舗向けに納入した純水素燃料電池システム「H2Rex(エイチ・ツー・レックス)」が、運転を始めた。同社は東芝グループ企業で、エネルギー関連製品・システム・サービスを手掛ける。コンビニ店舗への東芝エネルギーシステムズの純水素燃料電池システム導入は、初めてとなる。

 セブン-イレブンを運営するセブン-イレブン・ジャパンの本社が入居する東京・二番町のビルに改装・開店した店舗「千代田二番町店」に納めた。この店舗は次世代店舗の基礎になる新しい環境技術や設備を結集して「ひとと環境にやさしい店舗」として整備し、その一環で純水素燃料電池システムを採用した。2017年12月7日に開店した。

 H2Rexは水素と空気中の酸素の化学反応で発電し、CO2を発生させることなく電力が供給できる。独自の構造で水素の利用率を高めている。今回稼働したシステムは、岩谷産業の水素ボンベの水素を燃料に使い、水素ガス容器から配管を経由して供給する。ボンベ1本で約8時間発電でき、24時間稼働した時の発電量は年間約1万2264kWhになる。

 この発電量は2013年の標準的な店舗で使用する電力量の約8.8%にあたる。外部から調達する電力量が減り、コストが削減できる。東芝エネルギーシステムズは、セブン-イレブン・ジャパンがこれまでに設置した燃料電池車用水素ステーション併設店舗にH2Rexを納入していて、環境負荷が低減できる点が評価されて今回の店舗への導入につながった。

【東芝エネルギーシステムズ株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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