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環境ニュース[国内]

熊本県、使用済み天ぷら油の回収強化 バイオディーゼル燃料に利用

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2018.02.27 【情報源】地方自治体/2018.01.04 発表

 熊本県は、県内の自治体と共同で、家庭の使用済み天ぷら油などの回収キャンペーンを行っている。廃食油を回収場所に持ち込み、バイオディーゼル燃料(BDF)としてディーゼル車両や発電機などで利用し、二酸化炭素(CO2)の排出削減につなげる。
 BDFは、植物油から製造される軽油代替燃料。原料となる植物が育つ過程でCO2を吸収するため、BDFの使用でCO2を排出しても大気中のCO2は増えないとみなされる。国立環境研究所によると、BDFは軽油と比較して黒煙の発生が2分の1〜3分の1、硫黄酸化物はほぼゼロという。
 公民館や区役所、地域コミュニティセンターなどに回収容器を設置。天ぷら油などの植物油から天かすなどのごみを除き、2ℓ以下のペットボトルに入れて回収場所に持参する。ラードなどの動物油とエンジンオイルなどの鉱物油は回収しない。
 キャンペーン期間中に廃食油を持ち込むと、県のPRキャラクター、くまモンの缶バッジを先着順で贈る。回収期間は2月28日まで。回収場所と回収日時は県内各自治体のホームページで確認できる。
  
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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