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環境ニュース[海外]

カナダ、絶滅の危機に瀕する13種を保護

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2018.06.29 【情報源】カナダ/2018.06.15 発表

 カナダ環境・気候変動省は、絶滅の危機に瀕する7種の生物を絶滅危惧種法の保護対象に追加し、既に保護対象となっているうち6種を保護強化のため再分類した。新たに追加されたうち4種は、植物の授粉を担い、食糧生産に寄与するマルハナバチなどのハチ。同様に追加されたハイイログマは、サケの死骸や種を森林に運び、植物や動物に栄養を提供することで生態系を維持している。このクマは観光業でも重要であり、カナダ西部の国立公園や保護区の生態学的統合性に寄与している。保護が強化されたメンフクロウは、ネズミの捕食者として農業に貢献しており、集約農業や都市化による生息地の減少と劣化によって個体数が減少している。その他にアナグマ、クズリ、ヒキガエル、ハンミョウ、コケが追加または再分類され、同法の保護対象は584種超となった。カナダ政府は同法の分類に基づき、管理計画と回復戦略を策定、個体数を健全で持続可能な規模に戻すとしている。2018年予算では自然と保全に13億ドル割り当てられており、自然と絶滅危惧種の保護回復に充てられる。【カナダ環境・気候変動省】

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