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環境ニュース[海外]

国連、2021〜2030年を生態系回復の10年に指定

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2019.03.18 【情報源】国連/2019.03.01 発表

 国連総会は、2021〜2030年を国連生態系回復の10年に指定すると発表した。生態系回復とは、土地、湖沼、海洋などの劣化した生態系機能を取り戻させ、生態系の生産性を人間社会が必要とする水準に高めるプロセスをいう。土地・海洋生態系の劣化は32億人の福利に悪影響を及ぼし、生物多様性生態系サービスの損失は世界総生産の約10%に相当するという。植物の茂る地表の約20%が侵食、枯渇、汚染によって生産性が低下しており、2050年までに世界の作物収量は10%、特定地域では最大50%減少する可能性がある。2030年までに3億5000万ヘクタールの劣化した土地を回復させれば、9兆ドル分の生態系サービスを生み、13〜26ギガトンの温室効果ガスを大気から除去できるという。生態系回復の10年には、世界の政治、科学、資金の援助を集め、試験的取組の成功事例から大規模な回復につなげる。実施は、国連環境計画(UNEP)と国連食糧農業機関FAO)が主導する。【国連環境計画

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