一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

秋田県鹿角市、官民共同で地域新電力 電力の地産地消を推進

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2019.09.25 【情報源】地方自治体/2019.08.07 発表

 鹿角市は、市内の民間企業などと共同で地域新電力会社「かづのパワー」(同市)を設立した。来年4月から市内の公共施設に電力を供給する。地域の電力を地域内に供給する地産地消を推進しながら、将来的には市内全域への供給を目指す。
 かづのパワーの資本金は990万円。鹿角市、秋田銀行、北都銀行、秋田県信用組合、鹿角エナジーなど20者が出資する。同市の出資比率は49%。自治体が出資する地域新電力の設立は秋田県内では初めて。
 かづのパワーは、三菱マテリアルの永田発電所(水力、同市)でつくられたFIT電気を、東北電力を介して購入する。FIT電気は一般送配電事業者が固定価格で買い取ることになっている。かづのパワーは、永田発電所のFIT電気を買い取った東北電力と再エネ電気特定卸供給契約を結び、電源を特定して購入する。調達した電力は来年4月から、鹿角市役所や鹿角市福祉保健センター、市内の小中学校など33カ所の公共施設に供給する。不足する電力は卸電力市場(JEPX)から調達する。
 2023年度に市の全公共施設に電力を供給し、その後、民間向けにも徐々に拡大していく計画だ。

提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース