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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関とモロッコ、クリーン調理の未来に関するワークショップを共催

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2019.10.01 【情報源】国際機関/2019.09.11 発表

 国際エネルギー機関(IEA)とモロッコは、2019年9月4〜5日、首都ラバトにおいてモロッコ内外の専門家や関係者の参加を得て「持続可能でクリーンな調理:モロッコにおける調理の電化の展望」と題したワークショップを開催した。アフリカ諸国の多くでは調理の熱源に薪が利用され、森林の荒廃や発生する煙による健康被害等が問題となっている。モロッコはブタンガスが普及する都市部ではクリーンな調理が可能であるが、農村部では薪に頼る。また、ブタンの生産と供給は補助金で支えられており、財政上の重荷であるだけでなく、政策的な低価格がエネルギー効率向上へのインセンティブを阻害している。農村住民のクリーンエネルギーへのアクセス支援と、補助金の段階的廃止によるブタン依存からの脱却が課題である。ワークショップでは、これら課題の解決に調理の電化の果たす役割について議論された。モロッコ政府は、クリーンな調理は、再生可能エネルギーによる発電とともにクリーンエネルギーへの転換の中心であると認識し、実現へ向けて研究やパイロットプログラムを実施するという。ワークショップは、EUの革新的研究・技術開発の促進とその商業化のための助成プログラム「ホライズン2020」の助成による。【国際エネルギー機関

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