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環境ニュース[海外]

ドイツ 「世界気候エネルギー首長誓約」と共同で「自治体気候金融ギャップ基金」を創設

エコビジネス 環境と経済】 【掲載日】2019.10.11 【情報源】ドイツ/2019.09.22 発表

 「世界気候エネルギー首長誓約」は、ドイツおよびルクセンブルクの政府と共同で、「都市気候金融ギャップ基金」を創設することを発表した。基金は、気候変動に対しレジリエント(強靭)な都市をつくるインフラプロジェクトを支援することを目的としている。40億ユーロのプロジェクトを実現するために、少なくとも1億ユーロの資本金確保を目指す。両政府は合わせて最大5000万ユーロの助成金の拠出を予定している。都市は世界の温室効果ガスの75%を排出しており、気候変動への闘いにおいて重要な役割を果たしている。そのため、都市による気候変動対策が各国の温室効果ガス削減・抑制目標(NDC)の開発と実施の一部となることを、パリ協定では明確に認めている。「世界気候エネルギー首長誓約」などのイニシアティブを通じて、「地域が決定する貢献」として気候対策計画を開発し、対策を講じている都市の数は増加の一方で、具体的なインフラプロジェクトを進めるための重要な資源や能力が不足していることが多く、その結果、気候変動への適応と緩和につながるプロジェクトへの投資や実行に障害が出ている。今回創設された「都市気候金融ギャップ基金」は、プロジェクトを構想段階からフィジビリティ調査に向けて前進させ、最終的には投資を行う段階にまで進めるために必要な資金が不足していることに対処するもので、年間、数十都市以上の低炭素、かつレジリエントな都市インフラプロジェクトの準備活動を支援していく。【ドイツ連邦環境省】

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