EU、アイスランド及びノルウェーと気候行動で連携を強化

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2019.11.13 【情報源】EU／2019.10.25 発表

　欧州委員会によると、EU、アイスランド、ノルウェーは気候行動で連携を強化することに合意した。アイスランド及びノルウェーはEU加盟国ではないが、2008年からEU排出量取引制度（EU ETS）に参加している。今回両国は2021〜2030年に以下2つのEU規則を適用することに合意した。
　1）努力を共有する規則：EU ETS対象外の部門（農業、輸送、廃棄物管理、建物）からの温室効果ガス（GHG）排出に拘束力のある目標を設定する。公正でコスト効果の高い目標達成のため、EU加盟国と共通の義務と柔軟性が確保される。
　2）土地利用、土地利用変化及び林業（LULUCF）に関する規則：LULUCFからのGHG排出は、少なくとも、排出量相当のCO2を大気中から除去することで相殺する。EU加盟国と共通の義務と計算方法が適用される。
　今後両国は、既存及び計画中の政策及び措置と上記2規則の要件を満たす方法を示す国家気候計画、そして林業からの排出量計算に用いるベンチマーク構築を含む計画を策定する。【欧州委員会】