一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

欧州環境庁、建築業における材料再利用を促進する方法を分析

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2020.02.04 【情報源】EU/2020.01.16 発表

 欧州環境庁(EEA)は、グリーン経済における廃棄物・資材に関する欧州トピックセンター(ETC/WMGE)と共同で編集した報告書に基づき、概要報告「建設・解体廃棄物循環型経済での課題と好機」を公表した。EUでは現在、金属くず、使用済みセメント・木材製品等の建設廃材が全廃棄物量の3分の1強を占め(2016年は掘削土を除いて3億7400万トン)、使用済み資材の回収率は比較的高いものの、解体・改修工事で発生する資材の多くが再利用等に適さず、循環型経済への移行の取り組みを阻んでいる。同報告は、建設廃棄物の抑制、そのリサイクルの質・量の向上、有害な廃材の削減などEUの廃棄物政策目標の達成に役立つ循環型経済に基づいた措置を考察した。EU諸国の大半が2020年までの回収率目標70%を2016年には達成したものの、国別に精査すると回収廃棄物の利用は建設現場での埋め戻し等が主であるとし、二次材料(再生骨材等)の価格低廉化、その特性や質への利用者の信頼向上・再利用促進等は建設分野での循環性改善に大いに役立つと指摘した。【欧州環境庁】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース