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環境ニュース[海外]

ドイツ 連邦政府が実施する再生可能エネルギー並びに建築物改修プログラムに対する助成金の需要が大幅増

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2020.08.07 【情報源】ドイツ/2020.07.27 発表

ドイツ連邦経済エネルギー省は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行(パンデミック)にも関わらず、ドイツ連邦政府が進める再生可能エネルギー並びに建築部門のエネルギー効率化のための複数の支援プログラムに高い需要が続いていることを公表した。これは2020年第2四半期を終えての結果であり、需要増加の理由の一つに、プログラムの条件の大幅改善が挙げられている。高いエネルギー効率を実現する建築と改修プログラム(EBSプログラム)では、2020年上半期に総額145億ユーロの融資および助成金が承認された。これにより、215,000戸以上の住宅や商業建築物、公共建築物へに対する資金調達が可能となった。これにより、40万トン以上のCO2排出量を削減し、40万人以上の雇用を確保し、2020年上半期の総投資額は約385億ユーロに達している。また、連邦経済輸出管理局が実施する再生可能エネルギーを用いた暖房の普及を目指す市場促進プログラムでは、2020年上半期に約11万件の助成金申請が提出された。このうち半分の申請では、新しく導入された石油暖房機器の買い替えプレミアムに対する申請も平行して実施されている。これらのプログラムに対する商業施設や公共施設を含む申請件数総数は、2020年上半期で合計21万件以上となっており、前年同期比で約165%の増加となっている。プログラムの条件改善を通じた、建築分野への投資の波は続いていることを示している。
【ドイツ連邦環境省】

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