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環境ニュース[海外]

アメリカ海洋大気庁、2020年の大西洋水域ハリケーンの活動は「きわめて活発」と発表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2020.08.24 【情報源】アメリカ/2020.08.06 発表

 アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2020年の大西洋水域ハリケーンの活動について、5月時点の「活発」との予測を更新し、「きわめて活発」と発表した。8月初旬の時点で、命名暴風雨はすでに9個発生した。平年は、8月初旬までに2個、9個目の発生は10月4日である。現在の傾向が続けば、発生数は記録史上最大となる可能性がある。予測では、2020年のハリケーンシーズン(6月1日〜11月30日)中に、命名暴風雨(風速17m/s以上)は19〜25個発生、そのうち7〜11個がハリケーン(風速33m/s以上)に、さらにその3〜6個が重大ハリケーン(風速50m/s以上)に発達する。平年値は、それぞれ12個、6個、3個である。平年より活発なハリケーンシーズンとなる可能性は85%、平年並みは10%、平年より不活発は5%である。1995年以降の大西洋数十年規模振動(海面水温)の上昇に伴い、太西洋熱帯域とカリブ海の海面水温上昇、直ウインドシアーの減退、大西洋熱帯域貿易風の弱化、アフリカ西部季節風の昂進が生じ、ハリケーンの活動が活発化している。今後数ヶ月にラニーニャ現象発生の可能性があり、いっそうの活発化が予測される。
【アメリカ海洋大気庁】

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