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環境ニュース[海外]

生物多様性条約、世界植物保全戦略の進捗と成果を報告

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2020.10.12 【情報源】国際機関/2020.09.23 発表

 生物多様性条約(CBD)は、世界植物保全戦略(GSPC)の進捗に関する報告書を公表し、植物の多様性を守る取組で連携等が図られる等、目標達成に向けた成果が生まれていることを報告した。同戦略は、植物の多様性の損失を食い止め、貧困削減と持続可能な開発に貢献し、植物の遺伝資源の利用に伴う利益の分配を促進することを目指した植物保全のための世界的な戦略であり、16の目標が盛り込まれ2002年のCBD締約国会議(COP6)で採択された。現在は2011〜2020年を対象とする改訂目標が設定されている。報告によると、2020年までに全目標が達成されることは難しいが、各国は目標達成に向けて大きく前進している。同戦略によって世界の植物学者や関係者の保全活動の連携等が図られた。世界の植物35万種のオンライン総覧や、絶滅が危惧されている全ての樹種を評価する枠組が立ち上げられたことは同戦略ならではの成果である。また、植物多様性に非常に富んだ国々の多くが国家としての植物保全戦略を策定したことも重要な成果だという。
生物多様性条約

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