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環境ニュース[海外]

欧州委員会、循環型経済をめざす新たなバッテリー規制案を提出

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2021.01.06 【情報源】EU/2020.12.10 発表

 欧州委員会は、「欧州グリーンディール」の一環である「循環型経済行動計画」に基づく最初の取組として、バッテリーに関するEU法令の改正案を提出した。2006年以来、EUでは「電池指令」のもとで規制が行われてきたが、バッテリー需要が急速な伸びを見せる中、さらなる持続可能性向上と環境への影響の最小化をめざす。改正案はEU市場に出回るすべての種類のバッテリー(産業用、自動車用、電気自動車用、ポータブル)を対象とし、責任ある調達による材料の使用、再生材料の使用割合の基準、カーボンフットプリント、性能・耐久性、ラベリング、回収・リサイクルなど、ライフサイクル全体に要件を課している。これにより、2024年7月からは、産業用・電気自動車バッテリーに関し、カーボンフットプリント申告を済ませた充電可能なもののみEU市場に導入可能となる。また回収・リサイクルについては、産業用・自動車用・電気自動車用は完全回収、ポータブルも2030年には70%の回収率をめざし、特にコバルト、リチウムなど貴重な材料の再利用を推進する。
【欧州委員会】

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