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環境ニュース[海外]

生物多様性条約の科学技術助言補助機関、生物多様性とパンデミックへの対処について議論する特別オンライン会合を開催

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2021.01.12 【情報源】国際機関/2020.12.15 発表

 生物多様性条約(CBD)の科学技術助言補助機関は2020年12月15〜16日に特別オンライン会合を開催し、感染症の世界的大流行(パンデミック)と生物多様性との関連、ワンヘルス・アプローチ、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への対処について議論する。
 パンデミックのリスクは生物多様性と関連しており、人や動物、環境の衛生の課題に連携して取り組む包括的・学際的・分野横断的なワンヘルス・アプローチ(人の健康に配慮した土地利用計画、野生生物の利用や取引の規制・管理の強化等)によって生物多様性減少の要因に対処する重要性が高まっている。しかし、政府が実施している景気刺激策は生物多様性に害を及ぼす可能性が極めて高く、生物多様性に有益な支出を上回るという。
 COVID-19への対処には短期的刺激策から長期的アプローチまで様々な方法があり、持続可能な開発を促進し、将来のパンデミックリスクを軽減する好機だという。政府が取るべき対策として、雇用・所得補償を通じた生物多様性の保全および持続可能な利用・修復、生物多様性に有害な活動に対する課税の維持・増加等を挙げている。
生物多様性条約】

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