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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、循環型経済の視点から欧州のプラスチック対策を考察する報告書を公表

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2021.02.16 【情報源】EU/2021.01.28 発表

 欧州環境庁(EEA)は、プラスチックが環境と気候に与える影響を分析し、循環型で持続可能なプラスチック使用への移行が必要であるとする報告書を公表した。プラスチック問題に対するEUの政策やイニシアティブはこれまでにも多数実施されており、2019年には使い捨てプラスチック製品を禁止・制限するEU指令も出された。だが報告書によれば、プラスチックの生産や消費は拡大し続けており、EUのプラスチック生産に関わる二酸化炭素排出量は化学産業全体の20%にあたる年間約1340万トンに達するという。また新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行によって、プラスチック廃棄物が急増する、原油価格の下落に伴い再生材料よりも化石由来のバージン原料を使うほうがコストが低い、などといった状況が生まれ、循環型のプラスチック経済への移行にとってマイナス要因となっている。この状況下で持続可能な循環型のプラスチック経済を構築するために、報告書は、より賢明なプラスチック使用、循環性の向上、再生可能原料の使用という3つの経路を提示した。
【欧州環境庁】

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