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環境ニュース[海外]

排出基準不適合の焼却炉を全て閉鎖

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2003.01.20 【情報源】フランス/2003.01.09 発表

 フランス エコロジー持続可能な開発省のバシュロナルカン大臣は、1月9日、1991年1月25日付けの省令(アレテ)を遵守していなかった全ての家庭廃棄物焼却炉について、閉鎖、あるいは基準に適合できるようになったことを発表した。
 命令が2000年12月1月から適用されていたにも関わらず、これを取り違えて、昨年5月になっても36ヵ所の廃棄物焼却施設が稼動していた。同大臣は2002年末までにこの問題を解決するよう求め、この目標を2002年6月27日付けで各知事に通知している。
 現状については同省のウェブサイトで見ることができるが、目標が達成されたことが明らかになった。36ヵ所のうち、2ヵ所は基準に適合、31ヵ所は閉鎖、3ヵ所は基準達成に向けた工事を待つ間、稼動を停止している。一連の作業は迅速に実施され、ほとんどは地方自治体との共同作業により進んだ。しかし4つのケースにおいて、行政命令にもかかわらず稼動が確認され、閉鎖対象となった。
 EUでは、2005年末までの新排出削減目標が示されており、焼却場の近代化は継続される。施設管理者は、2003年6月28日までに、この目標の中間点を達成しなければならない。この活動はダイオキシンの削減につながる。2001年の排出量は300gと推定されているが、2003年はこれを180gまで削減することが期待されている。【フランス エコロジー持続可能な開発省】

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