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環境ニュース[海外]

国際エネルギー機関、石油市場はコロナ禍から回復するも不確実性が高いと報告

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2021.04.05 【情報源】国際機関/2021.03.17 発表

 国際エネルギー機関(IEA)は、「中期石油市場報告」2021年版を公表し、石油市場は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による需要ショックから回復したものの、未曾有の不確実性に直面しているとの見方を示した。IEAによると、政府が意欲的なクリーンエネルギー政策に転換し、また、COVID-19のパンデミックで誘発された行動変容が定着すれば、世界の石油需要は従来の予測を下回り、需要のピークは早まる可能性がある。しかし、現行の政策では需要は年々増加し、2026年には日量1億400万バレル(2019年の水準の4%増)に達するという。
 IEAのビロル事務局長は、近い将来に石油需要がピークを迎えるよう、燃費向上、電気自動車(EV)の販売促進、電力部門の石油消費削減のための大胆な行動が早急に必要と指摘。こうした行動に、テレワークやリサイクルの推進、出張削減等を合わせれば、世界の石油消費を2026年までに日量560万バレル削減でき、コロナ禍以前の需要には戻らない可能性があるとIEAは分析している。
国際エネルギー機関

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