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環境ニュース[海外]

欧州委員会、花粉媒介生物の保護・啓発のための対話型デジタルツール「ポリネーターパーク」を公開

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2021.04.08 【情報源】イギリス/2021.03.23 発表

 欧州委員会は、花粉媒介生物(ポリネーター)について啓発し保護取組を促すための対話型デジタルツール「ポリネーターパーク」を開発し、公開した。花粉媒介生物について学習し、これら生物がいなくなった2050年のディストピアを体験するストーリー性と臨場感のある30分間のバーチャルツアーで、訪問者は示された未来を回避するために必要な行動を知ることができる。EUの食用作物と野生の顕花性植物の5分の4は生物による授粉で繁殖するといわれ、花粉媒介生物消失の危機は自然と人間の生存を脅かす。
 「ポリネーターパーク」は、2018年に始まった「EU花粉媒介者イニシアティブ」の一環として、建築と自然の融合を目指すアーキバイオテクト、ヴィンセント・カレボー社と共同で設計された。美術館・博物館、催し、教育施設等での利用に適しており、ゲームファンの多い青少年への訴求効果が期待される。
 花粉媒介生物保護は、欧州グリーンディールの下で「EU生物多様性戦略」、「農場から食卓まで(Farm-to-fork)戦略」、策定予定の「汚染ゼロ行動計画」における重要課題である。「EU花粉媒介生物イニシアティブ」も取組強化のため見直し中である。
【欧州委員会】

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