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環境ニュース[海外]

国連食糧農業機関、途上国の海洋ごみ問題に取り組むイニシアティブを始動

ごみ・リサイクル リサイクル】 【掲載日】2021.04.27 【情報源】国際機関/2021.04.08 発表

 国連食糧農業機関FAO)は、国際海事機関(IMO)及び30ヶ国と共に、プラスチックを中心とした海洋ごみの発生防止と削減のためのプロジェクト「GloLitter Partnerships Project」を開始した。アジア、アフリカ、カリブ海、ラテンアメリカ、太平洋の5地域から参加する30の途上国を対象に、海運部門・漁業部門由来の海洋ごみ削減を支援する。
 具体的には、
・手引き文書、研修教材、現行規制の強化戦略などのツールの提供
・技術的な支援・訓練
・遺失・投棄漁具対策の自主的ガイドラインなどFAOの取組の遵守の推進
・船舶による汚染の防止のための国際条約(MARPOL)などの考慮の奨励
港湾廃棄物受入施設の整備管理計画の策定
リサイクルなど費用対効果の高い海洋プラスチックごみ管理のための官民パートナーシップの構築
 などを行う。
 参加30ヶ国のうち、ブラジル、インド、ナイジェリアなど10ヶ国が各地域において主導的役割を果たすという。ノルウェー政府開発協力局(Norad)が資金を提供する。
国連食糧農業機関

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