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環境ニュース[海外]

欧州環境庁、「自然に基づいた解決策」の有効性と今後の課題を示す報告書を発表

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2021.05.10 【情報源】EU/2021.04.15 発表

 欧州環境庁(EEA)は、自然のもつ機能を生かした環境対策である「自然に基づいた解決策」(Nature-based solution)の気候変動適応と防災上の有効性と今後の課題を示す報告書を発表した。報告書は100以上の事例をあげ、この解決策はすでにEUはじめ世界の国々の政策に取り入れられているが、今後、主流化を目指し条件整備のための取組が必要と強調している。実施事業の現状と可能性の調査、基準・数量的目標・測定可能な指標・評価ツールの開発が必要とされ、実施にあたっては、さまざまな主体による協治、参加と協働設計、能力構築、十分な資金が重要とされる。一方、この解決策は、健全な自然を前提としており、自然のもつ能力は低減する可能性があること、従来型インフラと関連して実施する場合に相乗作用と得失が生じる可能性があることに注意を促している。事例には、下流の洪水リスク軽減のための渓谷・高地の森林再生、海岸防護のための自然の植生の保護、都市緑化、放置水路や河川の再生などがあげられている。
【欧州環境庁】

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