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環境ニュース[海外]

ドイツ 建築素材の再利用に関する統一ルールを策定

水・土壌環境 その他(水・土壌環境)】 【掲載日】2021.05.28 【情報源】ドイツ/2021.05.12 発表

 ドイツ連邦内閣は、代替建材や土壌保護に関する包括令を承認した。これは、建築物の瓦礫、スラグ、鉄道バラストなどの鉱物性廃棄物などの再利用やこれらに含まれる汚染物質の処理、採掘場における地表の掘削物の埋め戻し処理などに関する全国統一のルールを定めたもの。ドイツでは、建設・解体廃棄物、掘削土などの土壌材料、スラグ、灰など年間約2億5000万トンの鉱物性廃棄物が発生しており、国内で発生する全廃棄物量の約60%を占めている。同時にこれらの廃棄物は非常に高い割合で再利用が可能であることから、代替建材として道路、鉄道路線、舗装区域、配管溝、騒音景観防止用の壁、リサイクルコンクリートとして、すでに多くの場所で使用されている。現在、建設プロジェクトの増加が続いていることから、この包括令を通じて、高品質な建築資材のリサイクル促進を通じた自然資源の節約、品質が保証された代替建材の利用増加を進めていく。
【ドイツ連邦環境省】

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