ポスト2020生物多様性枠組を支援する行動アジェンダの一環として50社超の主要企業が共同声明を発表

【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2021.06.29 【情報源】国際機関／2021.06.09 発表

　生物多様性条約（CBD）によると、2021年10月のCBD第15回締約国会議（COP-15）で採択予定のポスト2020生物多様性枠組を支援する「シャルム・エル・シェイクから昆明への、自然と人のための行動アジェンダ」の一環として、50社を超す世界の主要企業が共同声明を発表した。国際NPOの倫理的バイオトレード連合（UEBT）が数週間にわたり企業の声を集め提出した。
　この共同声明は、人と自然に配慮した方法による生物資源由来の原料調達に焦点を当てたもの。大手高級ブランドや小規模の専門会社が署名しており（化粧品メーカーのナチュラ、ヴェレダなど著名ブランドを含む）、原料調達の慣行の評価、人と生物多様性への好影響を促す明確な目標設定、目標への進捗状況の監視・報告、長期間に及ぶ継続的な行動促進を誓約している。これらの企業はCOP-15の開催に向け、自然に基づく解決策を通じた生物多様性消失の減速・停止と自然の修復に取り組むことを明らかにしているという。
【生物多様性条約】