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環境ニュース[国内]

ダイキン、低温暖化冷媒HFC-32を用いた空調機の特許権不行使の対象特許を拡大

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2021.07.29 【情報源】企業/2021.07.01 発表

 ダイキン工業株式会社は、「HFC-32(R32)単体冷媒を用いた空調機の製造や販売にまつわる特許の権利不行使の誓約」の対象に、新たに123件の特許を加えた。約300件の対象特許は、当社の事前許可や契約も必要なく、無償で使用できる。これにより、従来使用されてきた冷媒よりも地球温暖化への影響が小さいHFC-32のさらなる普及を図る。
 同社は2011年にHFC-32を使用した空調機に関する特許93件を途上国に対し無償開放、2015年にはこれらを全世界に無償開放した。さらに2011年以降に申請した特許についても、「権利不行使の誓約」を2019年に行い、他社がHFC-32を空調機に利用できるよう、環境整備を知財面からも進めてきた。その結果、多くの他社もHFC-32を使用した空調機の販売を開始し、現在、家庭用・業務用をあわせて世界約100ヵ国で1.4億台以上販売されている。今回の対象特許拡大が、HFC-32空調機のさらなる普及につながると考える。
【ダイキン工業株式会社】

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