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環境ニュース[国内]

川崎重工、明石工場の自家発電設備で蓄電ハイブリッドシステムの実証を開始

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2021.08.13 【情報源】企業/2021.07.19 発表

 川崎重工業株式会社は、明石工場の自家発電設備(同社製高効率ガスタービン「M1A-17D」)にリチウムイオン蓄電池と太陽光パネルを組み合わせ、蓄電ハイブリッドシステムの実証試験を開始した。
 同システムは、ガスタービン発電の排熱を利用した熱エネルギー供給と、太陽光発電やガスタービン発電、リチウムイオン蓄電池の充放電により、ユーザーの熱と電気の使用状況に応じた最適なエネルギー供給を実現するもの。
 この実証では、システムの安定性や運用性についての機能確認に加え、再生可能エネルギーと協調した自立運転を実現するための自社開発した仮想同期発電機制御(VSG)の評価も行う。同システムの蓄電池およびガスタービン発電の最適な制御により、設備導入者は、太陽光発電をはじめとする気象条件で発電出力が変動する再生可能エネルギーの有効活用や、電力の需給調整市場への効果的な電力の販売による収益向上が可能となる。
 同社は、この実証で得られた知見を活かし、環境負荷の低減、低炭素・脱炭素の実現に向けた市場ニーズに的確に応える製品・システムの開発をすることで、地球環境の未来に貢献してく、としている。
【川崎重工業株式会社】

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