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環境ニュース[海外]

カナダ環境・気候変動省、プレーリーにおける湿地や草地等の保護に2500万ドルを拠出へ

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2021.08.16 【情報源】カナダ/2021.07.23 発表

 カナダ環境・気候変動省は、急速に失われつつある生物多様性気候変動の問題に対処すべく、プレーリー(北米の大草原地帯)にある湿地や草地等の保全、回復、管理の強化、及び炭素ストック増加のための複数のプロジェクトに対し、3年間で約2500万ドルを拠出すると発表した。プロジェクトでは、水質の改善や野生生物の生息地保護といった効果も見込まれている。同省のウィルキンソン大臣は、「湿地や草地を多く保護すれば、気候変動の影響に強い地域社会づくりや炭素の捕捉・貯蔵、生物多様性の保護につながる」と述べた。同国は、湿地や草地等を保護するプロジェクトを支援するための基金(期間10年、6億3100万ドル規模)を設立しており、助成はこの基金を通じて行われる。今回発表のものを含め、2021〜2022年に同基金の助成を受ける14件のプロジェクトを合わせると、保全される土地は約3万ヘクタール、回復が図られる土地は約6000ヘクタール、管理が強化される湿地や草地、水辺の地域は約1万8000ヘクタールに及ぶという。
【カナダ環境・気候変動省】

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