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環境ニュース[国内]

商船三井、LPGを燃料とした「LPG・アンモニア運搬船」の建造契約を締結

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2021.09.06 【情報源】企業/2021.08.05 発表

 株式会社商船三井のグループ会社であるPHOENIX TANKERS PTE. LTD.は、名村造船所とLPG(Liquified Petroleum Gasの略、液化石油ガス)および重油の2元燃料に対応可能なLPG・アンモニア運搬船VLGC(Very Large Gas Carrier)2隻の建造契約を締結した。同船は、名村が三菱造船株式会社と技術提携を行い、名村の伊万里事業所にて建造され、2023年以降、順次竣工予定となる。
 LPGは重油比較でCO2を約20%、SOxやPM等を約90%削減することが可能であり、本船は燃料消費効率を改善したデザインで2022年以降の契約船に適用されるEEDIフェーズ3にも先行適合する最新鋭の環境に優しい船になる。
 アンモニアは、燃焼時に二酸化炭素を排出しない次世代のクリーン燃料として、また水素を輸送する手段としての「水素キャリア」としても注目されている。同船は、アンモニアを積載可能な仕様で、アンモニアを輸送可能な船としては現時点で最大規模の船型となりる。さらに、LPGとアンモニアは燃料としての特性が類似しているため、将来的にはアンモニア燃料船への改修も視野に同船の建造を行う。
 同社は、商船三井グループ 環境ビジョン21に則り環境課題に向き合い、今後もグループ一丸となって持続可能なネットゼロGHGエミッションの実現に取り組み、低炭素化社会の実現に貢献していく、としている。
【株式会社商船三井】

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