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環境ニュース[国内]

ENEOS、自社製油所において有機ハイドライドから水素を取り出す実証を開始、国内初の既存装置へのMCH投入実証

エネルギー 燃料電池】 【掲載日】2021.09.07 【情報源】企業/2021.08.10 発表

 ENEOS株式会社は、CO2フリー水素サプライチェーンの構築に向け、同社製油所の石油精製装置において、水素のキャリアである有機ハイドライド・メチルシクロヘキサン(MCH)から水素を取り出し(脱水素)、利用する実証を開始することを発表。石油精製の既存装置を使用したMCHの脱水素は、国内初の取り組みとなる
 また、この実証で使用するMCHの調達については、8月10日、「次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合「AHEAD」(千代田化工建設、日本郵船、三菱商事、三井物産で構成)」と売買基本契約を締結した。AHEADはブルネイ・ダルサラーム国において未利用エネルギー由来の水素からMCHを製造する。
なお、この実証は、石油供給構造高度化事業コンソーシアム(CROS)が実施する、令和3年度予算「石油コンビナートの生産性向上及び強靭化推進事業(石油コンビナートの立地基盤整備支援事業)」技術実証支援事業に採択された。
 同社は脱炭素に向けた本格的な水素の大量消費社会を見据えて、国内外でCO2フリー水素サプライチェーン構築に取り組んでいる。
 この実証は、川崎製油所をはじめとする当社の3製油所を候補地として、海外で製造されたMCHの受け入れから、石油精製の既存装置を活用した水素の製造・利用までの一連のプロセスを検証するもの。脱水素機能を有する石油精製装置にMCHを投入し、装置稼働への影響を把握することでMCH使用可能量などを検討します。また、MCHから製造した水素は石油製品の脱硫などに利用する。
 同社は、持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)の目標7「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、目標9「産業と技術革新の基礎をつくろう」および目標13「気候変動に具体的な対策を」の達成につながるこの実証などを通じて、CO2フリー水素サプライチェーンを構築し、低炭素エネルギーの安定効率供給に取り組んでいく、としている。
【ENEOS株式会社】

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